こちらが園長先生。実は園長先生と私の母は同い年で下の名前も同じ。離れて暮らしていた母を思い出す存在です。出会いは石田製本の吉田さんが、きっかけ。「岡田さんに会わせたい人がいる」と紹介してくれました。
最初はただただお話をして帰る。という、ビジネスでは決してない関係性でした。園長先生のお話しされている事が、いち父親として非常に共感できて毎回とても楽しい時間でした。そうこうしているうちにこのポスターのお話をいただきました。
なぜ、ここにポスターを貼りたいのか訪ねたところ「新園舎に岡田さんのデザインを残したい」という、非常にうれしいお言葉をいただきました。
とっさにその場で、それならロゴもつくりましょう！とご提案しました。
私のデザインは「想いをカタチ」にするのが信念なので、園長先生の想いを幼稚園のコンセプトとして残すならポスターだけではなく、ロゴをはじめとする幼稚園自体のイメージだと考えたからです。

ロゴを制作するには非常に時間がなかったのですが、想いをいつもお聞きしていたので、自分でもびっくりするくらい早くアイデアが閃きました。

ロゴマーク

宇宙をテーマとしたロゴマークには、かくれた言葉が！？

園長先生の言葉から制作した「むちゅうの じかんは たからもの」というコンセプトを元に、ロゴ、ポスター、ステーショナリー、園内サイン、コンセプト動画にいたるまで様々なツールへ想いを展開する事ができました。

園内サイン

星のイラストをモチーフに園児と目が合う様なデザインに。

看板

メモ帳

大きさがバラバラなメモ帳。サイズにイラストをあわせるのではなく、イラストにサイズをあわせました。

コンセプトムービー

この様々なカタチに変化するイラストには、「自分は自分のカタチで輝いてほしいという」願いが込められています。星のマークって誰もが一回は書くことがあるよな、、思ったのが私にとって閃いた瞬間でした。この幼稚園を卒業して大人になった子どもたちが、生活の中で、星をみたり星マークを書いたりした時に、ふと、変わったカタチの星と園長先生の教えを思い出してくれたら嬉しいです。