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石山緑地薪能 あたら夜の月影-覧古考新-のイメージ

石山緑地薪能
あたら夜の月影-覧古考新-

text by Nagao Shuji

制作時期
2024年
クライアント名
札幌市教育文化会館
制作メンバー
デザイン      長尾修治

札幌市教育文化会館のリニューアルオープン記念プレイベントとして、札幌石山緑地で開催された薪能のチラシ、ポスター、会場で当日配布したパンフレット、タイトルデザインなどを担当させていただきました。メインビジュアルアートは現代美術作家ヤマガミユキヒロさんによるもの。チラシとポスターで縦横比率を変えたり、イラストの配置の位置を変えるなど、京都在住のヤマガミさん、札幌の教育文化会館担当者様とzoomやメールでディスカッションを重ね完成しました。


石山緑地薪能 あたら夜の月影-覧古考新-のイメージ画像1


公演名である「あたら夜の月影ー覧古考新ー」の「あたら夜」とは現在の年号である令和と出典が同じ万葉集の言葉で、正式には「可惜夜」と記され、“明けるのが惜しいくらい素晴らしい夜”といった意味を持ちます。タイトルデザインは万葉集で使用された万葉仮名の流れるような文字を意識してデザインしました。ビジュアルデザインはヤマガミさんのアートワークでほぼ完結していますが、ビジュアル下部に一点だけ三角のデザインパターンを付け加えました。三角形の連続する文様は魚や蛇の鱗(うろこ)に見立てており、能装束の文様では鬼女や蛇を意味するものとして使われ、本公演での演目「安達原(あだちがはら)」に登場する鬼女を象徴したものです。


石山緑地薪能 あたら夜の月影-覧古考新-のイメージ画像2

石山緑地薪能 あたら夜の月影-覧古考新-のイメージ画像3

石山緑地薪能 あたら夜の月影-覧古考新-のイメージ画像4

石山緑地薪能 あたら夜の月影-覧古考新-のイメージ画像5

石山緑地薪能「あたら夜の月影ー覧古考新ー」パンフレットもデザイン。演目や楽曲の解説、演出家へのインタビューなどが盛り込まれた読み応えのある内容で、フルカラー約20ページというボリュームながら、来場者に無料で配布されました。

 

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