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- 制作時期
- 2024
- クライアント名
- 札幌都心交通研究会
- 制作メンバー
- アートディレクション岡田善敬
デザイン 岡田善敬 小濱有希
コピー 岩崎浄美
プリンティングディレクター
牧野光記
国土交通省の「歩行者利便増進道路」(通称:ほこみち)制度の一環として、札幌開発建設部が、札幌都心部の「歩いて楽しいまち」の実現に向け、「歩行者利便増進道路制度(ほこみち制度)の機動的な運用やエリアマネジメントによる都心部中通り魅力化に向けた社会実験」を実施することになりました。
事務局となる札幌大通まちづくり株式会社、株式会社ドーコンを中心に組織される札幌都心交通研究会・中通り活用・荷さばき効率化部会様より2024年7月に「デザインの力で魅力的な発信をしたい」とのご相談をいただきました。
中央区南1条西2丁目、西3丁目の中通りの課題として
・札幌都心部の中通りでは、沿道施設を利用する人は多いものの、道路空間に歩行者が快適に滞在できる環境が整っていないため、賑わい創出が必要。
・貨物車両や一般車両の駐停車が多いほか、走行車両の速度が高く、安全に通行できる歩行空間が不足している。などがあげられます。
これらの課題を解決するため、企画・デザインを立案。
親しみを持ってもらうには通りの名前が必要と考え、ネーミングに込めた想い(住所のこと、散歩のこと、笑顔のこと)を盛り込み、満場一致で採用していただきました。
南1条西2丁目、西3丁目という対象エリアから、「123歩通り」というネーミングとし、ロゴマークは、安全安心に歩行者が通行できるよう思いを込めて、足跡と笑顔をモチーフにしています。
中通りの車両通行帯と歩行者通行帯の区分を明確にするため、歩行部分を示す道路上にも足跡を起用。笑顔の口は方向を示す矢印としても機能しています。
通りの時間区分を示すサインにはバス停風のデザインを採用。
荷捌きと歩行空間の時間帯も伝わりやすいものとしました。
社会実験は1か月ほど実施され、周辺の事業者からは通りが明るく楽しくなったという声もあり、笑顔のデザインも好評でした。
今後永続的にネーミングやシンボルマークとして採用されることを期待しています。
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